自分(心)で決めること
私はずっと思い通りにならない環境で育ちました。
やりたいことを応援してくれる人もいなければ、理解してくれる人すらいませんでした。
でも私は諦めたくなかったし、やりたいことはやると決めて突き進みました。
ですが、自力で上手く行かないことも沢山あって、自分の選択や行動に後悔することも増えていきました。
自己肯定が低かったので、当然結婚生活もそれの反映でした。
常に否定され続けた結婚生活の中で決めることができなくなっていきました。
そこから、結婚生活を終わらせ、少しずつ本来の自分を取り戻していきました。
ですがある時、なんのしがらみもないのになぜか出来ないことがありました。
自分としてはやりたいし、確実にやった方が良いのも分かってましたができませんでした。
始めはできない理由が分からなかったので、じっくり時間をとって自分に向きあいました。
それは、人が絡んでることだったので、まずは自分がまだ「相手の反応がこわい」という思いを持っていることに気が付きました。でも何で怖いのか?
その人のことを気にせずに行動に移せばいいのに。
自信があればできるのに、と思った瞬間、「そうか」と分かりました。
私は自分の行動に自信が持てていませんでした。
自分がちゃんと決めてるのに。
私は自分がちゃんと決めて行動することは絶対に悪い方向にいかない、後押ししてくれると信じています。
でも、この時の私は自分で決めたことなのに、そう思えませんでした。
それをなぜかと辿っていくと、自分が決めたことに自信を持てていないことに行きつきました。
「今まで自分が決めてやってきたのに、だめになったじゃない!!」って。
それまでの人生で自分が決めたのに上手く行かなかったことを振り返りました。
そしたら、なぜ上手く行かなかったのかはっきり分かりました。
自分で決めたと思っていた行動は全部不安からくるものでした。
本当は自分で決めていなかったし、本当の本当は別の希望があったことでした。
そう考えると上手く行かなかったことは自分ではなく、自分の不安が決めていました。
その決断を私(心)は決めていませんでした。
決めて行動する。
自分の心からの決断。
相手のペースに合わせてあげる
他軸さんと自軸さんのコミュニケーションのズレがお互いにとって居心地の悪いものにさせてしまいます。
お互いに無意識で自分のベース(自軸・他軸)を持って生きているだけなので、まさか、相手が全く根本的な部分から違うということに気が付くことがなかなか難しいです。
他軸さんと自軸さんの違いに、速い・遅いのペースの違いがあります。
他軸さんは心のままに動くので、やりたい!と思ったら今すぐやりたいし出来ます。
でも、自軸さんは様子をみたいし、どうやってやっていくかをまず組み立ててでしか動けません。
この二人が旅行に一緒に行こう!と言い出したら、出発まで大変そうじゃないですか?笑
他軸さんは不安を解消していないと、予想外のことにパニックになります。その不安からくるパニック状態で行動してしまうと失敗します。私も何度も経験しています泣
他軸さんは相手の反応を見て、感触が良ければ、乗ってくれるだろうという「期待」が湧きあがります。「いいね、いいね」って言ってくれるのを期待してるし、待ってます。テンションも一気に上がります(笑)
そんな時の相手の反応が「予想外だった」場合、一気にパニックになります。
「あれ、そうでもない?」「私だけ?」「え、嫌?」「何!?何!?」となります。
そしたら余計スピードも速くなり「焦り」になります。
そしてどうにかこの予想外を自分の予想の方へ近づけようとします。それが他軸エゴです。
逆に、上記でも書いたように、自軸さんは様子を見たい人達です。
一瞬テンションががっと上がっても「待て待て、〇〇かもしれあない、○○だったら」と思考がめぐってきます。そうなると自分の言動を発するのに時間がかかります。
他軸さんのエゴが出ると、自軸さんは余計に固まります。このパニックが収まるまで待とう、と。
パニックが収まるまで待ってるに一向に収まらない場合は、姿を消します(笑)
そもそも、他軸さんは受け身、自軸さんは自分から動きたい人たちです。
他軸さんは本当は受け身で良くって、なんの心配もないんです。
でもその受け身で生きて来て、困難なことが沢山あり、「私って受け身でだめだ」と自己否定に入ったり、「受け身ではだめ。自分から動かなきゃ」と真逆の性格になったり。これらは全部半生で培ってきた学びです。そうなってしまったことは自然なことなのです。
だからここから、インナーチャイルドを癒し、不安を解消していくことで、本来の自分に戻っていけるし、自分に向きあって、気付いていくことで、本来の自分で生きれるようになります。
ですので、他軸さんは単に受け身で良いのです。
安心して相手にゆだねて下さい。もちろん、言いたいことはいうし、我慢はせずに。
行動面では自軸さんに任せてあげることで上手くいきます。
エゴが強いとどうしても、相手にゆだねることができません。
そうなると、どっちもハンドルを握ろうとして事故になります(笑)
上手く自分と相手の性質を生かして付き合うことができれば、本当に上手くいくし、他軸・自軸ペアだからこその発展があります。
先延ばしにしていること
先延ばしにしていることがありませんか?
辞めたいのに辞めたいって言えなかったり、大事な内容のメールなのに気が重くて開けれないとか。
先延ばしにしても絶対良いことないです!
むしろもっと大変なことになります。
私は嫌程それを経験してきました(笑)
ですが、「やれば良いんでしょ」と無理やりやっても課題をクリアしたことにはならないので同じ様なことがまたやってきます。
そんな時は、他軸さんの場合は「なぜできないのか」を自問します。
そうすると、気が思い理由がおのずと見えてきます。
ある程度内観をしたら、勇気を出して行動に移すことが必要です。
怖いな、と先延ばしにしていることはやっぱり少し勇気を出さなければ行動に移すことが出来ません。
他軸さんの場合は、不安や恐れの解消が出来れば行動に移せるようになりますが、少しの勇気も必要です。そのことから逃げたり、気をそらしたり、無理やり終わらせたり、自己犠牲で解決してしまうと、また同じことが起こります。
また、自分が向き合うべきことは他人を通しても見せられます。
自分が出来ていないことを、身近な家族や関わる人たちが同じことをしてきます。
それに必ず自分の感情が反応しているので、その感情を相手のせいにするのではなく、その現象が自分の中で起こっていることに気が付けば、腑に落とすことができます。
様子を見るということ
他軸さんは「様子を見ること」を意識してすることがあまりないように感じます。
もちろん以前の私も含め笑
私は一切、「様子を見る」ということをしていませんでした。
だから唐突に行動してみたり、浮いた発言をしちゃったりと失敗が沢山あります。
逆に、自軸さんたちは「様子を見る」ということをまずします。
そこからどうしていくか作戦をねっていきます。
自分の失敗した体験を元に、「様子を見る」ということを覚えました。
そしたら、物事がとってもスムーズにいきました。
他軸さんが様子をみれないのには理由があります。
他軸さんはとにかく居心地が悪かったり違和感があると、いてもたってもいられません。
みんなで仲良くしたいという他軸さんのエゴが出てきて、仲良くもできない相手に合わせてしまったり、仲良くしようとしてしまったり、、、
相手は「分かってくれる」という幻想があったりして何とかしようとしてしまいます。
大切なのは、相手や状況をまず見極めることです。
その時に、人が関わっているなら、相手が他軸なのか、自軸なのかで捉え方が変わるので、自分のベースの感覚で接してしまうと大きなすれ違いが生じる可能性があります。
他人軸は俯瞰が得意なので、この「様子を見る」ことができればものが上手くいきやすくなります。
向きあい方
他軸さんの場合は一人で向き合いを行うことが必要です。
全て答えは自分の中にあります。
どうしたいのか、どうすれば自分の心が納得するのか。
私のセッションではそうした、自分自身がどうしたら納得するかを対話で引き出していきます。
1人での向き合いをする時には、
まず、集中できて、居心地が良い場所ですることをお勧めします。
お家でも良いし、カフェでも良いし公園でも良いし、とにかく人の目をきにせず、落ち着ける場所があればどこでも。
そして、今起こってる出来事や自分の感じている感情に向きあいます、
それを紙に書いていきます。
ポイントはただ出てきた感情や思考を書きなぐるのではなく、ひとつひとつ、「なぜじ自分はそう思ったのか」を自問していきます。それを永延に笑
簡単に腑に落ちるところまでいくものもあれば、なかなか「そこ」までたどりつけない時もあります。そんな時は引き続き、時間をあけても良いので向き合い続けて下さい。
ポイントは今現在起こっていることや感情に向きあうことです。
ぐるぐる同じところを回ってしまう場合は、一旦止めても問題ありません。
思考を紙に書き出す作業は、その思考の先の心の部分に辿りつくために行う目的で推薦されていることもありますが、他軸さんの場合は、上手く思考を使っていくことも必要です。ですので、一般的なスピリチュアルなアプローチや瞑想はあまり効果的ではありません。リラックスするというのが目的でしたら良いのですが、他軸さんは自分と「対話」する必要があるので、引き寄せの法則のエイブラハムが言ってる様な「気分を良くする」だけでは人生は上手く回りません。
紙に書くという作業は、紙に文字を書いていくスピードに落とすことも目的に含まれています。これはジュリア・キャメロン作の「やりたかったことをやりなさい」のモーニングページの解説で書かれていました。
私はそれを参考にして紙やノートに書くようにしました。
向きあいをすることに取り組み、自分から逃げなければ、必要な情報はかならず手元に届きます。この本も人から進められた本でした。
この本にのっているアーティストデートのシェア会も行っています。
他軸の方は行動する前に、まず、この向き合いをする必要があります。
まず、向き合って不安を解消してから行動することで、今まで上手くいかなかったことが上手く回るようになります。
自然にいきつく
どうすればそうなるのか、と考えて行動しても、腑に落ちていなければ意味がありません。
その腑に落とす作業が他軸さんの場合は内観になります。
日々、感情が揺れることが起こります。単に喜怒哀楽だけではなく「退屈」という感覚も向き合うポイントです。
そういったことに、ひとつひとつ向き合っていきます。
始めは感覚をつかむのに少し苦労するかもしれません。
だけどとにかく向き合いを続けると、「ここ」っていうポイントに辿り着きます。
必ず自分で分かります。ですので、その感覚がピンとこない場合はまだ辿っていく必要があります。
私は「腑に落ちる」という言葉がぴったりですが、他には「ほっこりする」とおっしゃる方や「体がぽかぽかする」という体感を得る方もいるようです。
他軸さんは人のために生きている人がほとんどなので、自分がなにをしたいのか、何をするために生かされているのか分からなくなりがちです。
内観をすることを学んだり、自分に向きあって、自分を生きるという意識が上がってきたときに、他軸さんは「自分の使命」を探しがちです。
ですが、それを見つけようとしても見つかりません。もっと分からなくなります(笑)
自分がこれをするために生きているんだという感覚は自然にやってきます。
向きあい続ければ、その感覚に必ず辿り着きます。
私はこういったことを思考覚悟、時間もかけて、やっと分かりました。
このことを知っていれば、やらずに済んだこともたくさん笑
私はそれでもやらないと気が済まない性格だったのでやらされたのだと思います(笑)
自分を生きること
他軸さんは「自分を生きること」が使命と言っても過言ではないのではないかなと思っています。
他軸さんが自分を生きれば生きるほど、環境は整っていきます。
人とも繋がっていけます。欲しかったチャンスにも恵まれます。
環境が整えば、自分を生きれるわけではないのです。
結婚生活が辛いから離婚をすれば、
仕事が大変だから仕事を変えれば、
子どもが手を離れれば、
住む場所を変えれば、
助けてくれる人がいたら、
仲間がいたら、
〇〇したら、出来るのに、変われるのに、
と思ってしまいませんか?
それが悪いわけでは決してありません。
ただ、それは外に答えを求めてしまう他軸さんの思考の癖なのです。
他軸さんが喉からてがでるほど欲しいもの、、、
それを追い求めても決して手には入りません。
私もずっと外の環境を変えれば何か変わるんじゃないかって、必死に頑張ってきました。でも、苦しさは変わりませんでした、、、
それは私の内面が何も変わっていなかったので当然のことでした。
私が求めていたことは心の安心・安定でした。それは決して環境の問題ではなく心の問題だったのです。だから内面を変えて行く必要がありました。
かたちが欲しいから始めたものは、結局しんどくなったり、上手くいきませんでした。
寂しくて人と繋がろうと思って行動しても一切気の合う人に出会えませんでした。
恋愛の出会いも然り。
それが正解とか正解じゃないとかではなく、必死に自分を生きる。
必死に生きてた時期が今までにありませんでしたか?
その感覚。
でもいつからか、もう無理、、、ってあきらめに入りませんでしたか?
状況をよくしたいなら自分を生きること。
自分を生きるにはインナーチャイルドの癒しと不安の解消がまず必要です。
他軸さんの場合はそれを一人で自分に向きあうことで必ず、腑に落ちるところまでいけます。それを続けることが鍵です。